WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
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公開日: 2024/02/08
ロードバイク、MTBのどちらでも利用ユーザーが増えてきている電動変速。今回は、主な自転車用電動変速(シフト)システムのメーカーと、シリーズを解説します。
この記事の目次
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世界で一番利用されている電動変速システムがシマノのDi2。正確で驚異的な変速スピードを誇る、ロードレースのプロも愛用する電動シフトシステムです。
Di2は2009年にDURA-ACEシリーズとして発表されて以降進化を続けて、現在はセミワイヤレスシステムへと進化。
ラインアップも最上位のDURA-ACEだけでなく、セカンドグレードのULTEGRA、サードグレードの105まで電動シフトのラインアップがあります。
シマノよりもやや遅れた2015年にロード向け最上位グレード「RED」のラインアップとして登場したのがSRAMのeTap。変速に一切のワイヤーを使わない「完全無線変速」システムで世界を驚かせました。
SRAMはその後、eTapよりも拡張性が高い「AXS(アクセス)」をリリース。AXSは主にMTB向けの電動変速システムとしてリリースされましたが、MTBのニーズに合わせて、電動変速だけでなくパワーメーターやドロッパーシートポストなどとも連携するように進化。
最近ではロード向け電動コンポーネントも「AXS」という表記になり(一部はeTap AXSと併記)、今後はAXSとして進化していくものと見られます。
ロードバイク向け三大コンポーネントメーカーの一つであるカンパニョーロ。カンパの電動変速システム「EPS(Electronic Power Shift)」は2012年に発表されました。
従来のエルゴノミクスデザインのレバーを踏襲しつつ、ボタン部分をスイッチ化しています。
シマノのMTB向け電動変速システムはロードと同じDi2。ロードではサードグレードの105までDi2版がリリースされていますが、2024年2月現在、MTB向けは最上位のXTR、セカンドグレードのDeore XTまでしかありません。
MTBジャンルでは、近年シマノより存在感が増しているSRAM。MTB向けの電動変速は「AXS(アクセス)」で、現在はロード向けの電動変速もこのAXSに統合されつつあります。
シマノのDi2との大きな違いは、完全無線システムであることと、ドロッパーシートポストなどの他のアクセサリの制御も可能な点。
また、近年は互換性にも重視していて、現行のMTB向けコンポーネントシリーズ「Eagle」は全シリーズが12速変速で、上下グレードで完全に互換があるだけでなく、機械式コンポの組み合わせのまま電動シフト・電動ディレイラーを導入するだけで電動シフト化が可能になるパッケージも販売されています。
2023年には「Eagle Transmission」シリーズを発表。ディレイラーハンガーの互換性までも排除した「ユニバーサル・ディレイラー・ハンガー(UDH)」が導入され、MTB界隈で話題になりました。
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