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自転車バッグでロードバイク・クロスバイクの収納力をあげよう
最終更新日: 2022/07/15
公開日: 2020/10/02
カゴが付いていないロードバイク・クロスバイクですが、自転車バッグを取り付けることで収納力をグッとアップすることができます。今回は、バッグの取り付け位置と、収納方法を考え方をまとめました。
この記事の目次
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ロードバイク・クロスバイクにバッグを取り付ける場所
ロードバイク・クロスバイクにバッグを取り付けることができるのは、
- トップチューブ上
- トップチューブ下
- サドル下
- ハンドル前
の4箇所が定番です。
それぞれのつける場所で、走行への影響、バッグのサイズが異なります。
トップチューブ上
トップチューブ(自転車のフレームの部分)上につける「トップチューブバッグ」は、小さい縦長のバッグが多くなっています。
トップチューブ上は、横幅がある程度大きいバッグでもペダリングに影響がないので、比較的横幅の大きいバッグが取り付けできますが、スマホや補給食を入れる小物バッグになっていることがほとんどです。
サドル側ではなくハンドルよりにつけることで、スマホを見える状態にしたり、補給食を入れたりすることが出来、取り扱いやすい場所です。
ここに重いものを入れると重心がやや前のめりになってしまうのが気になりますが、形状的にそこまで重いものは入れられません。
トップチューブ下
ロードバイク・クロスバイクに取り付けるバッグのスペースで一番大きいのがここ、トップチューブ下です。フレームに取り付けるため「フレームバッグ」、もしくは取り付け部分が三角形になっているので「三角バッグ」とも呼ばれます。
フレームの形状やサイズによって違いますが、最大で「トップチューブ長 x シートチューブ長 x 4cm」くらいの容量が入るので、小さいもので容量1.5Lほど、フルサイズのものだと、容量10Lサイズのバッグもあります。10Lがどれくらいかというと、小学生のランドセルが10Lほどなので、ほぼ同じ容量です。
また、フレームバッグの場合、自転車の空気抵抗には影響が数ないのも大きなメリット。注意点 としては、横幅が大きいバッグは、ペダリング時に内腿に当たってストレスになります。
大容量だと中身が重くなってしまいますが、自転車の重心付近に設置するため、重くなる以外は走行には影響しないのも良い点です。
サドル下
いわゆるサドルバッグと呼ばれるバッグです。サドルレールとシートポストに取り付けて使います。
サドルバッグのメリットは見た目や空気抵抗に影響が少ない点で、横幅だけ気をつけておけばペダリングにも影響が少ない点です。また、泥除けがないロードバイク・クロスバイクでは泥除けの役割を果たしてくれます。
内容量は、コンパクトサイズのものでは0.6Lから、ツーリング向けのものでは10Lほどの大容量まで様々なタイプがあります。
基本的にはサドルに荷重がかかるので走行への影響は「自分の体重が増えた程度」ですが、大容量の後ろに突き出るタイプのバッグだと、重心がやや後ろになるのと、固定方法が甘いとダンシングで左右に振れて走りににくくなります。
この辺りは、サドルバッグの選び方や入れるもの、入れ方に工夫が必要です。
ハンドル前
いわゆるハンドルバッグと呼ばれるバッグです。ハンドルのフラット部分に取り付けます。
空間的には大きな部分なので、ポーチ型の小さなものから、リュック型の大型まで様々なタイプのバッグを取り付けできます。手元につけるバッグなので、取り出しもしやすく、自転車を離れる時に取り外しやすいのも大きなメリットです。
ただし、ここは空気抵抗的にはかなり影響を受けるので、ハンドル前を塞ぐようにバッグを装備すると空気抵抗を増やして走行が重くなります。
また、重いものを入れると重心が前になるので、ブレーキングなどに影響が出る可能性があります。
場所 | 最大容量 | 空気抵抗 | ペダリングへの影響 |
---|---|---|---|
トップチューブ上 | 中 | 少 | なし |
トップチューブ下 | 大 | 少 | あり |
サドル下 | 大 | 少 | ややあり |
フロント | 中 | 大 | なし |
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それぞれの場所と入れるもの
常備するか、外しをするかで中身を決めよう
ロードバイク・クロスバイクにつけるバッグは、常時つけたままのバッグと、自転車を降りるタイミングで取り外すバッグがあります。
例えば、サドルバッグは邪魔にならないのでつけたままにすることが多いため、「パンク修理キット」や「マルチツール」などの緊急用工具を入れる人が多いバッグです。
一方で、ハンドルバッグは、取り出しが便利なバッグが多いので、スマホや財布などの貴重品、補給食などを入れるのに最適です。
その中間に当たる「どちらでもいける」のがトップチューブバッグで、トップチューブ上のバッグは貴重品入れにもできますし、トップチューブ下のフレームバッグは、小さいものならの緊急用工具を入れるのもあります。ただ、ここはドリンクケージに干渉するスペースなので、ドリンクをどこに収納するのかも考えて決めることになります。
緊急用工具 > ドリンク > 貴重品の順で入れる場所を決めよう
ロードバイク・クロスバイクにバッグを取り付ける際は、
- 緊急用工具
- ドリンク
- 貴重品
の順で決めると決めやすくなります。
タイヤの細いロードバイク・クロスバイクでは、緊急用工具、最低限でもマルチツールくらいは常備しておきたいので、緊急用工具を収納する場所を決めましょう。緊急用工具は常備するので、常備する場所を選びます。
続いてドリンクですが、これはどちらかというと、ドリンクケージに干渉するため、何本ドリンクを積むかでフレームバッグのサイズが決まるからです。ケージにドリンクが2本欲しいという場合は、必然的にフレームバッグは小さくなります。
ドリンクケージを生かすのであれば、緊急用工具を「ツールボトル」と呼ばれるボトル型のボックスに入れて、ドリンクケージに収納することもできます。最近では緊急用工具類はツールボトルに入れるのがメジャーです。
最後に貴重品は手の届くところ&取り外しがしやすいところを選ぶので、ハンドルかトップチューブ上のどちらかが良いでしょう。
どこにどんなバッグをつけるかは人それぞれ
ロードバイク・クロスバイクにおけるバッグは、自動車でいうインテリア部分に当たるため、どこに何を収納するかは、自分の好みやどこを快適にしたいかによって変わります。
また、ツーリングなどのロングライドなのか、5〜10kmほどの通勤なのかによってもバッグは変わってくるので、色々試して自分にとって最適なパターンを探してみてください。