WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
最終更新日: 2023/10/18
公開日: 2022/05/12
これからロードバイクの整備をする方に向けて、ロードバイクの整備によく使う、用意しておきたい六角レンチのサイズ、六角レンチを選ぶ際のポイントや注意点をまとめました。
この記事の目次
スポンサーリンク
ロードバイクの整備で一番使うのが5mmの六角レンチ。
シートポストクランプやサドルを取り付けるやぐら、ステムボルト、ブレーキワイヤーの締め付けボルト(ブレーキによっては4mmなどもあり)、チェーンリングボルトなど多岐に渡ります。車体に使っているパーツにもよりますが、半分くらいは5mmの六角レンチで整備します。
パーツ | 六角レンチのサイズ |
---|---|
シートポストクランプ | 5mm |
シートポストやぐら留め | 5mm |
ブレーキワイヤー留め | 5mm、4mm |
ブレーキ取り付けボルト | 5mm、4mm |
チェーンリングボルト | 5mm |
FDワイヤーボルト | 5mm、4mm |
RDワイヤーボルト | 5mm、4mm |
ホイールハブ | 5mm、10mm |
あまりにもよく使うので、自分で頻繁に整備をする方は、5mmの六角レンチだけはT型レンチを持っておくと作業効率がグッとアップします。
なお、ブレーキワイヤー留めについては、メーカーによっては六角ねじはなく、トルクスねじ(六角星形になっているボルト)を採用しているケースもあるので、間違った工具を使ってネジ穴を舐めないように、事前にチェックをしましょう。
次に多く使うのが4mmの六角レンチ。
ロードバイクの整備初心者の方でも身近で使うところでは、ボトルケージのボルトは4mm。それ以外にも、リムブレーキのブレーキシューの取り付けボルトや、ブレーキワイヤー留めボルト、リアディレイラーのワイヤー留めボルト(モデルによっては5mmなどもあり)が4mmです。
パーツ | 六角レンチのサイズ |
---|---|
ブレーキシューボルト | 4mm、5mm |
ボトルケージボルト | 4mm |
ブレーキワイヤー留め | 5mm、4mm |
FDワイヤーボルト | 5mm、4mm |
RDワイヤーボルト | 5mm、4mm |
太めのボルトやシャフトを締めるのに使われるのが6mmの六角レンチ。
ロードバイクではペダルレンチではなく六角レンチで締めることができるペダルは6mmが多く(メーカーによっては8mm)なります。また、シマノのSTIレバーはハンドルに取り付けするボルトが6mmです。
パーツ | 六角レンチのサイズ |
---|---|
ペダル | 6mm、8mm |
STIレバーの取り付けボルト | 6mm、8mm |
かなり太めのボルトを締める時に使うのが8mm。ロードバイクでは、スクエアBBのシャフトカバーや一部ペダルが8mmで調整します。
パーツ | 六角レンチのサイズ |
---|---|
ペダル | 6mm、8mm |
シャフトカバー | 8mm |
スポンサーリンク
ここまで見てきた通り、ロードバイクの整備では、4、5、6、8mmの六角レンチをよく使いますので、それらは必要なサイズと言えます。
4〜6mmの六角レンチであれば、100円均一で売っているような簡易六角レンチや自転車用のマルチツールでも、6mmまではよくありますし、製品によっては8mmまでセットになっている製品もありますので、ロードバイクの整備のほとんどを網羅できます。
簡単な整備や取り付けなら100円均一の六角レンチでも問題ないことが多いですが、STIレバーやブレーキの取り付けボルトなどの奥まったところの整備をする際は、柄が短い六角レンチだと届かなかったり、力がかけずらかったりすることがあります。また、安い六角レンチは精度や強度の問題で、ネジ穴を舐めてしまう可能性もあります。
その意味では、専用の六角レンチを買った方が整備がしやすくなり、パーツを傷つけるリスクも軽減できます。先端が丸状になっているボールポイントの六角レンチにすると、少し斜めにしてもとっかかりを得ることが出来るのでおすすめです。
作業性の向上や車体を傷つけるリスクの軽減という点を考えたら、1セット持っておいても無駄ではありません。
SHIMANO (シマノ) PRO アーレンキーセット
メーカー | シマノ |
---|---|
素材 | クローム |
サイズ | 2/2.5/3/4/5/6/8/10mm |
より本格的な整備を行う場合は特殊な六角レンチが必要な場合もあります。
例えば、ホイールハブの分解ではメーカーによっては10mmや12mmなどの通常では使わないようなサイズの六角レンチが必要な場合もあります。
ただ、そうした特殊なレンチは、その作業が必要になった時に単品で揃えても問題ありません。六角レンチは単品でネットで200円ほどで売っているので、バラで買ってもコスパが悪いということもありません。
10mmまでのレンチを網羅していて、柄が長く、先端がボールタイプの六角レンチセットでは、髙儀(Takagi)のレンチセットがおすすめ。レビュラー長なら1,000円台前半、ロング長でも2,000円未満で入手可能です。
Takagi (髙儀) ボールポイント 六角棒レンチ 9本組
メーカー | 高儀 |
---|---|
セット内容 | 1.5/2/2.5/3/4/5/6/8/10mm |
素材 | クロームバナジウム鋼 |
生産国 | 台湾 |
プラスドライバーやマイナスドライバーは、品質の低い工具を使うとネジを舐めてしまうことがあるため、なるべく信用できる工具を使うべきですが、六角レンチはプラス・マイナスネジほどボルトへの攻撃性は高くないため、力をかけないところや大きめのボルトであれば、安い工具でも問題ないことがほとんどです。
では、プロが使うような整備用の六角レンチとの違いはどこかというと、「精度の高さ」「作業のしやすさ」という2点です。プロは毎日のように業務で高い精度の整備作業を求められるため、プロ向けの工具が仕事の質を高めるために専用の工具を使います。
そうした点が必要なのであれば、ホビーユーザーでもプロ用の工具を使うと良いでしょう。
ロードバイクの簡単な整備であれば、市販の安い六角レンチでも問題ありませんが、気をつけたのが「ネジを舐めてしまう」ことです。
高トルクで締めているボルトや固着してしまったボルトを緩める際などは、かなりの力をかけることになります。その際に、精度が出ていない工具だとボルトをなめてしまって、ダメにする可能性があります。一度舐めてしまうと修復が困難になるだけでなく、ボルトを回せなくなるリスクがあるので注意しましょう。
自転車専用の工具でも、安い自転車工具セットに付属する六角レンチなどは、精度が出ていないことがあります。少し回してみて「なめてしまいそうだな」と思ったら、ネジをなめて「詰んでしまう」前に作業を止めて、プロが使うような専用の六角レンチを購入するか、プロショップに修理を依頼するようにしましょう。
ロードバイクのメンテナンスに必要な工具はこれ!セットとバラ買いの価格比較
ロードバイクのメンテナンスに最低限必要な工具をパーツごとに解説!工具セットとバラ買いの価格比較も行いました。
高い工具の方が精度だけでなく使い勝手が良いので、頻繁に整備をするようになったら、本格的な六角レンチを入手すると整備スピードがアップします。特に、高くはなりますがT型レンチは本当に使い勝手が良いのでオススメです。
ロードバイクのパーツはほとんどが六角ボルトで締め付けをされていますが、中には専用工具が用意されているパーツもあります。例えば、ペダルやスプロケットのロックリングなどです。
これらは、六角レンチやアダプタを噛ませることで取り外しが可能ですが、かなり高いトルクで締め付けるため、六角レンチでは的確に力が伝わらないことがあります。
力を入れて回してみて回らないようなら、ペダルレンチなどの専用工具を用意するか、固着している可能性があるならラスペネなどの機械用の潤滑ケミカルを使うようにしましょう。
「取り外しのためだけに工具やケミカルを買うのは・・・」という気持ちもありますが、専用工具を使うと六角レンチで苦労していたのが嘘のように、簡単に取り外すことが出来ることもありますので、買うだけの価値はあります。
現在のロードバイクは、軽量化やエアロ効果を高めるために、軽量でより成形の自由度が高いカーボン素材をパーツに使うことが多くあります。
カーボン繊維自体は簡単には破断させることが出来ないほど丈夫な素材ですが、カーボン素材を固めるために使われる樹脂は単一点への強い衝撃に弱い特性があります。
そのため、カーボンフレームやカーボンハンドルなどのカーボンパーツを締め付ける際は、「締め付けの強さ」を調整することが出来るトルクレンチを使うことが推奨されます。トルクレンチを使うことで、メーカーが指定した以上のトルクで締め付けてパーツを破損させてしまうリスクを軽減させることが可能だからです。
そのため、プロショップではカーボンパーツの整備にはトルクレンチを使うことが多いですし、メーカーによっては完成車の付属品として、簡易トルクレンチを付属させることもあります。
トルクレンチは数千円する高価な工具ですが、高価なパーツを破損させてしまうリスクを減らす保険と考えれば、高くはない先行投資ではないでしょうか。
舐めてしまった六角ボルトを回す方法はいくつかあります。
これらの方法はあくまで個人で出来る処置で必ずしも舐めてしまった六角ボルトを回せるとは限りません。個人でやる場合は、ボルトの穴をさらに舐めてしまう可能性もあります。
無理に自分で処置をせず、プロショップに相談するのがベストです・
六角レンチの精度は、主に「寸法」「強度」に関連しています。
精度の高い六角レンチは、規定のボルトサイズにしっかり合うため、隙間が少ないため、ボルトとしっかり噛み合い、力をかけやすくし、ネジを舐めにくくします。
六角レンチの強度も重要で、安価な製品の場合、素材や製法的に強度が低く、力をかけるとレンチが歪んでしまうことがあります。
ただし、プロが使用するような高精度の六角レンチを使っていても、ネジの状態(固着など)や力のかけ方によっては、ネジを舐めてしまう可能性はゼロではありません。
メーカー | シマノ |
---|---|
素材 | クローム |
サイズ | 2/2.5/3/4/5/6/8/10mm |
メーカー | 高儀 |
---|---|
セット内容 | 1.5/2/2.5/3/4/5/6/8/10mm |
素材 | クロームバナジウム鋼 |
生産国 | 台湾 |
スポンサーリンク
ロードバイクのメンテナンスに必要な工具はこれ!セットとバラ買いの価格比較
ロードバイクのメンテナンスに最低限必要な工具をパーツごとに解説!工具セットとバラ買いの価格比較も行いました。
最新のシマノのフロントクランクで採用されている規格が「ホローテック2」。上位グレードのフロントクランクへのアップグレードでは避けて通れない「ホローテック2」の取り付け・整備に必要な専用工具をまとめました。
自転車整備にも使える!買っておくと便利な100円均一アイテムまとめ
100円均一で買える、自転車整備に使えるアイテムをまとめました。自転車工具などの自転車専用アイテムではなく、通常アイテムで整備にも活用できるアイテムに絞ってピックアップしています。
ロードバイクのバラ完するなら絶対に用意しておきたい工具まとめ
パーツを買い集めて一から自分でロードバイクを組み上げる「バラ完」。今回は、バラ完するなら絶対に用意しておきたい工具をまとめました。
ロードバイクの整備をするなら用意したい六角レンチのサイズまとめ
これからロードバイクの整備をする方に向けて、ロードバイクの整備によく使う、用意しておきたい六角レンチのサイズ、六角レンチを選ぶ際のポイントや注意点をまとめました。
ロードバイクの整備をするなら用意したい六角レンチのサイズまとめ
これからロードバイクの整備をする方に向けて、ロードバイクの整備によく使う、用意しておきたい六角レンチのサイズ、六角レンチを選ぶ際のポイントや注意点をまとめました。
自転車整備にも使える!買っておくと便利な100円均一アイテムまとめ
100円均一で買える、自転車整備に使えるアイテムをまとめました。自転車工具などの自転車専用アイテムではなく、通常アイテムで整備にも活用できるアイテムに絞ってピックアップしています。
最新のシマノのフロントクランクで採用されている規格が「ホローテック2」。上位グレードのフロントクランクへのアップグレードでは避けて通れない「ホローテック2」の取り付け・整備に必要な専用工具をまとめました。
ロード向けワイヤーとMTB・クロスバイク向けワイヤーの種類と違い
ロード向けワイヤーとMTB・クロスバイク向けインナー・アウターワイヤーの種類と違いを比較。それぞれの見た目上の見分け方や互換性、ワイヤーが走行に与える影響なども解説します。
サイクルべースあさひ Yahooショッピング店で、「秋のクリアランスセール」が開催!クロスバイク、ロードバイクなどのスポーツ自転車が特別価格に!
2024年11月17日 23:59まで
セールページを見る「ブラックフライデー 2024」が11/22夜8時スタート!対象商品1万点以上!ポイント最大+2%!などお得が盛りだくさん。タイムセールも連日開催!
2024年12月9日 10:00まで
セールページを見るPanasonicの電動アシスト自転車「ビビ・DX」の2025年モデルで使える2,000円OFFクーポンが配布!
2024年11月18日 23:59まで
クーポンを見るWheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
シマノの最新リアディレイラーに採用されている「シャドー・RD」とは何か?その特徴と、選ぶメリットを解説します。
【MTB・クロスバイク】フラットバー用・油圧ブレーキメーカー
MTB・クロスバイク用の「フラットバー用・油圧ブレーキ」を製造しているメーカーと、その特徴を解説。フラットバー用・油圧ブレーキメーカーの選び方も。
シマノのロードバイク、MTB、クロスバイク用コンポーネントで採用されているチェーンの互換性を解説。チェーンの選び方について解説します。
シマノから新しくリリースされた8速コンポーネント「ESSA」のラインアップと、既存8速パーツとの互換性を解説します。
SRAMのロードバイク、MTB向けスプロケットの互換性を解説。互換するドライブトレイン、ホイールを見つけることができます。
SRAMのMTB向けコンポーネントの互換性について解説。互換性があるパーツの組み合わせ、組み合わせることができないコンポーネントをまとめました。
それぞれ別コンポーネントの互換システムにある、ロード用スプロケットとMTB用スプロケットは組み合わせて使うことができるのかを解説します。
シマノDi2コンポーネントを接続するのに必須な専用工具「プラグツール」の種類と、各Di2パーツとの互換性について解説します。
シマノ・CUESシリーズのスプロケットの互換性を詳しく解説。スプロケットと互換が発生する、リアディレイラー、チェーン、ホイールの互換性を一覧で確認できます。
シマノの油圧ブレーキ用ホース・コネクティングボルトの規格と選び方
シマノの油圧ブレーキ専用ホース「BH90」と「BH59」の違いやコネクティングボルトの種類、自分のブレーキに合う油圧ブレーキ・ホースの選び方、選ぶ際の注意点を解説します。
【メーカー別】油圧ブレーキのオイル種類と特徴、メリット・デメリット
自転車の油圧ブレーキで使われる油圧オイルの種類とそれぞれの特徴、メーカーごとのブレーキオイルの種類を解説します。
シマノ・Di2システムの根幹であり、システム全体のレイアウトにも影響を与えるDi2 バッテリー。種類と互換性について解説します。
シマノ・Di2コンポーネントのエレクトリックワイヤーの種類と、Di2コンポーネントとの互換性をまとめました。
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの世代の見分け方
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの互換性が発生する世代分けについて解説。各シリーズのコンポセットがどの世代になるのかを一覧でまとめました。
11速までと大きく変わった、シマノの12速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの11速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの10速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの9速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違いと選び方
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違い、メーカーごとのラインアップと選び方を解説します。