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MET(メット)のロード向けヘルメットの種類とグレード
公開日: 2022/01/11
1987年に創業したイタリアの老舗ヘルメット専門メーカー・MET(メット)。METのロード向けヘルメットの種類とグレード、モデルごとの機能の違いや、選び方についてまとめました。
この記事の目次
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最上位グレード:TRENTA
METのロード向けヘルメットの最上位グレードがTRENTAシリーズ。
最高クラスの「TRENTA 3K Carbon」は、アウターシェル層にカーボン素材を採用し、衝撃吸収性を向上。さらにMサイズで215gという軽量ヘルメットに仕上がっています。
TRENTAのノーマルモデルには、衝撃保護のためにMIPSレイヤーを搭載。しかもMIPSレイヤーを搭載していながら、225gと他社の同等モデルよりも圧倒的に軽量に仕上がっています。
モデル | グレード | 形状 | 重量(S) | 価格 |
---|---|---|---|---|
TRENTA 3K Carbon | 最上位 | ロード | 215g | ¥37,290 |
TRENTA MIPS | 最上位 | ロード | 225g | ¥27,940 |
上位グレード:MANTA
METのロード向けヘルメットの上位グレードで、TRENTAシリーズの下にあたるのがMANTA。ヘルメット内部に独自の保護技術「HESテクノロジー」を採用し、軽量かつ高い保護能力を兼ね備えています。
最上位のTRENTAよりもエアロよりの形状で、上位グレードあるTRENTAシリーズよりも軽い200gとなっています。
モデル | グレード | 形状 | 重量(S) | 価格 |
---|---|---|---|---|
MANTA HES | 上位 | ロード・エアロ | 200g | ¥25,300 |
ミドルグレード:RIVALE、VINCI
METのロードバイクヘルメットのミドルグレードがRIVALEとVINCI。
どちらも内部保護レイヤーにMIPSレイヤーを採用し、頭部への衝撃からの保護力をアップ。RIVALEは、METのロード向けヘルメットの中でもベストセラーモデルで、基本をしっかり抑えつつ価格を手頃にしたモデル。
一方のVINCIは、最上位モデルのTRENTAをベースデザインにした謂わば廉価版となっています。RIVALEと違って、後部にオプションのSafe-T Duo LEDライトを装着可能です。
モデル | グレード | 形状 | 重量(M) | 価格 |
---|---|---|---|---|
RIVALE Mips | ミドル | ロード | 250g | ¥16,940 |
VINCI Mips | ミドル | ロード | 265g | ¥13,090 |
エントリーグレード:STRALE、IDOLO、MILES
METのエントリーヘルメットはSTRALE、MILES、IDOLOの3モデル。
エントリーの中でも最上位のSTRALEは、上位モデルであるMANTAとRIVALEの設計思想を取り入れることで、オールラウンドロードからややエアロ寄りのデザインになっています。エントリーモデルながら255gと軽量なのも嬉しいポイント。後部にオプションのSafe-T Duo LEDライトを装着可能です。
MILESは1万円を切る価格でMIPSレイヤーを採用したハイスコスパモデル。MIPSレイヤーを採用したことでやや重量が重くなっていますが、その分価格が安いため「街乗りだけど、安全性には配慮したい」というライダーに最適なモデルです。
IDOLOは「シンプル&モダン」をテーマに設計されたヘルメットで、最新のデザイントレンドを取り入れつつ、ヘルメット本体の軽量化と低価格化を実現したモデル。標準で後部にLEDライトが搭載されています。定価で7,000円台でこのクオリティは破格と言えます。
モデル | グレード | 形状 | 重量(M) | 価格 |
---|---|---|---|---|
STRALE | エントリー | ロード | 255g | ¥10,780 |
MILES Mips | エントリー | ロード | 290g | ¥9,130 |
IDOLO | エントリー | ロード | 250g | ¥7,590 |
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METSのロード向けヘルメットの選び方
グレードによって性能と軽量さが変わるのでわかりやすい
METのヘルメットは、上位モデルになるほどベンチレーション性能や保護性能が上り、さらに軽量になっていくため、非常にわかりやすいラインアップです。
大きな違いで言えば、頭部保護機能の違いで、モデルによって独自の保護技術を採用しているモデルと、MIPSレイヤーを採用しているモデル、特別な保護レイヤーを採用していないモデルの3つに分かれます。
保護能力で選ぶならMILES Mips以上のモデルを、軽量さで選ぶならSTRALE以上のモデルを選ぶと良いでしょう。
モデル | 価格 | 重量 | Safe-T USB LEDライト | 軽量 | 保護レイヤー | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
TRENTA 3K Carbon | ¥37,290 | 215g | 対応 | ◎ | 独自カーボン構造 | ||
TRENTA MIPS | ¥27,940 | 225g | 対応 | ◎ | MIPSレイヤー | ||
MANTA HES | ¥25,300 | 200g | 対応 | ◎ | HESテクノロジー | ||
RIVALE Mips | ¥16,940 | 250g | - | ○ | MIPSレイヤー | ||
VINCI Mips | ¥13,090 | 265g | 対応 | ○ | MIPSレイヤー | ||
STRALE | ¥10,780 | 255g | 対応 | ○ | - | ||
MILES Mips | ¥9,130 | 290g | - | x | MIPSレイヤー | ||
IDOLO | ¥7,590 | 250g | - (LEDライト搭載) |
x | - |
用途によって選ぶモデルは決まってくる
METのロード向けヘルメットのラインアップを見ると、用途によって選ぶモデルが決まってくることがわかります。
レースグレードならTRENTAシリーズ一択ですし、ロングライドやアマチュアレースレベルならRIVALE Mipsでも十分でしょう。一方で、普段乗り・街乗りならSTRALE、IDOLO、MILESのどれかをデザインや機能で選べばOK。
その意味では、悩むポイントがあまりないのがMETのヘルメットの良いところとも言えます。