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冬ライドの必需品!ロードバイクの冬用グローブの選び方
公開日: 2022/07/27
手に冷風を受け続ける冬ライドでは専用の冬グローブは必需品です。今回は、ロードバイクの冬用グローブに欲しい性能、選び方をまとめました。
この記事の目次
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なぜ冬のロードバイクライドににグローブが必須なのか
ロードバイクに乗る人は夏でもサイクルグローブを装着する人が多いですが、それは、
- グリップ感を高める
- ロングライドでの握力低下を軽減させる
- クッション性を高める
と行った「快適性、操作性を高める」理由がメインです。
もちろん冬のグローブでもこれらは大事ですが、冬ライド用のグローブは「手の冷えを防ぐ」というのが主な目的です。これは「安全性を高める」ことが目的になります。
実際に冬のライドをすると実感しますが、特に真冬のライドは風が直撃する手は「氷水の中にずっとつけている感覚」に近くなり、防寒対策をしないと数時間で感覚がなくなるほど凍えてしまいます。
手が冷えてしまうと、体感的に辛いというだけでなく、
- ブレーキ操作をしっかり握れない
- ハンドルを掴む力が減る
という事故に直結する状況に陥ってしまいます。
そのため、冬のライドでは手の防寒をするために、きちんとした冬用のグローブを装着するのが大事なのです。
ロードバイクの冬用グローブに欲しい性能
ロードバイクの冬用のグローブにはいくつか性能があります。
主な性能としては、
- 保温効果
- 防風・防水効果
- 袖口からの風の侵入防止
の3つでしょう。
保温効果が高いグローブは、内部がフリース生地になっていたりして「指先を温める」ことが出来ます。防風・防水効果が高いグローブは外気温を侵入を防ぎ「指先が冷えるのを防ぐ」ことが出来ます。袖口からの風の侵入防止は、ウェアの袖をグローブの中に入れることで、ウェアの冷えを防ぐことが出来ます。
冬用のグローブでは、これらの3つのポイントに着目してアイテムを選ぶ必要があります。
防風?防水?どちらが良い
一般的に、生地の素材で「防水性能がある」ものは防風性能もあります。ただし、防水・防風素材は外部から風や水が入ってこない分、内部の湿気(手の汗など)も外に出て行かないため、むれやすくなります。
注意したいのが「撥水素材」を防水として売っているサイクルグローブ。撥水素材は水を弾く性質があるだけで水や風の侵入を防ぐことは出来ません。特に中華系メーカーの防風・防水ロードグローブは、防水ではなく撥水のことがあるので注意しましょう。
ロードバイクの冬用グローブの選び方
防風性能をメイン、保温性能はその次に
ロードバイクの冬用グローブを選ぶ際にまず一番に考えたいのが防風性能。なぜなら風の侵入を防ぐだけでも、体感温度が全く変わってくるからです。
普段使いならニットやフリースのモコモコのグローブでも十分暖かいですが、前から風を受け続けるロードバイクではグローブの素材の隙間から入ってくる冷風で「温まる前に冷える」ため、保温効果を発揮できません。
それなら、まずは風を防いで先に冷えることを防いで、その上で保温素材の種類を選ぶのがベストなのです。
袖口のデザインも重要
冬用グローブで意外と見落としがちなのが、袖口のデザイン。
ウェアの袖口というのはウェアの中に冷風が侵入する格好の場所です。ウェアの袖口が絞ってあっても、袖口とグローブに隙間があるとそれだけでもかなり冷えます。
そのため、冬用のロードグローブを選ぶ際は、グローブの口にウェアの袖口を入れることが出来るデザインになっているモデルを選ぶのがベストです。
冬用グローブで最高峰はゴアテックス
風を通さず内部の水分だけを上手に排出することが出来るゴア社の特許素材「ゴアテックス」シリーズの中でも、防風性能に特化した素材が「ゴアテックス ウィンドストッパー(Wind Stopper)」。軽量でありがらしっかりと風を防いで、かつムレないため、冬用グローブの素材として最高峰です。
ゴアテックス ウィンドストッパー素材を採用したロードグローブは、グローブだけでも5,000円以上するので手軽に手が出せるアイテムではないですが、冬のライドを快適にしたいのであれば、十分元が取れる投資でしょう。