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ロードバイクとMTBのヘルメットの違い
最終更新日: 2022/06/13
公開日: 2022/04/11
自転車のヘルメットでも、見た目も似ていて違いがわかりづらいのがロードバイクとMTBのヘルメット。それぞれの違いや選び方、使い分けなどをまとめました。
この記事の目次
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主な違いは二つ
後頭部の保護範囲の違い
ロードバイク向けとMTB向けのヘルメットで大きく違うのは、後頭部の保護範囲。
自転車においてヘルメットは転倒時に頭部を守るのが主な役割ですが、横に転ぶことが多いロードバイクと違って、段差で跳ねたり、ジャンプしたりと、縦方向に回転しながら転倒することもあるMTBでは、頭頂部から首の部分までを広くカバーするヘルメットが主流です。ライドの種類によっては、耳から顎までを全てカバーするフルフェイスに近いモデルも存在します。
カバーする範囲が広い分、重量が重く通気性も悪くなってしまいますが、舗装路よりも過酷な悪路を走る前提のMTBでは、頭部へのリスクを減らす方が重要です。
バイザーの有無
木々の間を抜けたり、泥の中を走るMTBでは、上方から異物が飛んできる機会が多いため、ヘルメットにはバイザーがついていることが多くなります。MTBは、本格的になるほど山で楽しむことが多いため、日除けとしての役割もあります。
一方で、ロードバイクではそうした異物が飛んでくる機会は少なく、脱着のしやすさやエアロの観点から、日差しはアイウェアで対策することが多く、バイザーが付属するヘルメットは少数です。
ロードバイクでもバイザーを使っても全く問題ありませんが、ロードヘルメットは軽量化を追求することが多いこともあって、ラインアップは多くありません。
ベンチレーションの違い
舗装路を長時間走ることを前提にしたロードバイクのヘルメットは、通気性を重視して多めのベンチレーションが搭載されています。MTBのヘルメットにもベンチレーションはありますが、ロードバイクのヘルメットよりは小さい傾向にあります。
これは、MTBの方が汗をかかないというわけではなく、ロードバイクよりもMTBの方が頭部保護機能を強くする必要があるためと思われます。
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ロードバイクとMTBのヘルメットの選び分け
ロードバイクヘルメットは「街乗りと舗装路走行に最適」
ロードバイクヘルメットは自転車ヘルメットとして基本性能をしっかり抑えているので、街乗りから舗装路メインに走行に最適です。
もちろん、ロードバイクでも悪路を走る前提のグラベルロードバイクなどで、グラベルや軽いトレイルを走るのであれば、ヘルメットもロードバイク向けよりもMTB向けのものを選んだ方が良いでしょう。
また、ロードレースに参加する場合は、レースによってヘルメットの選考基準があるため、そちらに準拠したロードバイク向けヘルメットを選ぶようにしましょう。
MTB向けは用途に合わせて決めよう
ロードと違って、ヘルメット選びが重要になるのがMTB。
街乗りやグラベル、軽いトレイルでのライドくらいならば、ロードバイク同様「しっかりと頭部を保護出来るヘルメット」でも問題ないですが、ダウンヒルなどの危険性の高いライドをする場合は、転倒が即重症につながる可能性が高いため、頭部の広い範囲を保護出来るMTB専用ヘルメットを選ぶべきでしょう。
危険性の高いMTBライドをする場合は、ヘルメットの形状だけでなくMIPSなどの頭部保護レイヤーの搭載もしっかりとチェックしましょう。
その意味では、「より危険性の高いライドをするならMTBヘルメットを選ぶ」と覚ておくと良いでしょう。