ブレーキ・キャリパー
最終更新日: 2022年11月4日
公開日: 2022年11月3日
自転車を止める役割を担うのがブレーキキャリパー。ディスクブレーキ、リムブレーキなど種類の違いや、互換性などについてまとめました。
ブレーキ・キャリパーの役割
ブレーキ・キャリパーは、ライダーがレバーを握る力をワイヤーなどを通じて「挟む力」に変換し、リム、ローターなどを挟んで制動をするパーツです。
ブレーキにはいくつか種類がありますが、基本的には「レバーを引いて、何かを挟んで止める」という仕組み自体は同じです。
ブレーキ・キャリパーの種類
方式 | 挟むもの | 特徴 |
---|---|---|
ディスクブレーキ | ローター | 天候に左右されず一定の制動力を出すことが出来る |
リムブレーキ | ホイールリム | 高く細かい制動力があるが、リムが濡れるため雨天に弱い |
Vブレーキ | ホイールリム | 高い制動力があるが細かい調整が難しい。雨天に弱い |
カンチブレーキ | ホイールリム | 高い制動力があるが細かい調整が難しい。雨天に弱い |
ドラムブレーキ | ドラム | 雨天に強いが制動力が弱い |
ローラーブレーキ | ローラー | 雨天に強いが制動力が弱い |
一般的な自転車では、フロントがリムブレーキ、リアがローラーブレーキという組み合わせが多いですが、ロードバイクやMTBなどのスポーツ自転車では、ディスクブレーキにシフトしつつあります。
主なブレーキ・キャリパーのメーカー
自転車用のブレーキ・キャリパーは、コンポーネントの一部のため、シマノ、カンパ、スラムのコンポーネントメーカーのものを使うことが多いですが、安い自転車ではコストカットのためにサードパーティブレーキが採用されることが多くなります。
サードパーティブレーキで多いのは、TEKTRO(テクトロ)、PROMAX(プロマックス)あたりが多く、どれも価格は安いですが、制動力は高くありません。
ロードバイクやクロスバイク、MTBなどのスポーツ自転車に乗っている方で、デフォルトのブレーキが安いブレーキ・キャリパーの場合は、アップグレードをすることで制動力がグッと上がります。
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